店長日記
「オシリを洗うのはやめなさい」
2021.2.15 (月)
『痛み、かゆみ、便秘に悩んだら
オシリを洗うのはやめなさい』
肛門科医 佐々木みのり 先生 あさ出版
今まで、温水洗浄便座でお尻を綺麗に洗うということを、
良かれと思ってやっていましたが、
最近、温水洗浄便座がいろいろな疾病の原因や要因になって
いるとの情報もあり、
ちょうどいいタイミングで見つけた本です。
お尻の話は、恥ずかしい部分なので、
話にするのを控えがちですが、
おそらく多くの方が同じ悩みや症状を
持っていることがわかりました。
温水洗浄便座を使って、
お尻を綺麗にしているつもりが、
汚してしまっている。
あるいは、皮膚を傷めているといいます。
お恥ずかしい話、
私なんか、あのシャワーが気持ちがいいので、
勢いを強にして、温かいシャワーを、
結構長い時間お尻に当てていました。
また、「出残り便」についてのお話も、
初めて聞く言葉だったので、
チェック項目を見たら、
結構該当するところがあって、
納得してしましました。
日本では、除菌、殺菌、抗菌、消臭、消毒を
目的とする商品が目白押し。
綺麗好きなのはいいことですが、
度を過ぎると、
かえって人間の本来の機能が失われてしまう
と思っています。
衛生状態の悪い国の子供ほど、
アトピーや喘息の子供が少ないとも聞きます。
ましてや、このコロナ禍で、
1日に何度もの手洗いの習慣や、
除菌、抗菌、殺菌の対策がさらに強化されつつあります。
過ぎたるは猶及ばざるが如し
のごとく、
適度な衛生を維持して、
体の感覚や状態にもっと意識をむけることが
大切ですね。
先生は、温水洗浄便座自体が悪いのではなくて、
温水洗浄便座で洗わなければならないような、
お尻の状態を改善することが本来の目的であると
言っていると思います。
お尻の状態を改善すれば、
自然と温水洗浄便座はいらなくなる。
そうおっしゃっているのではないでしょうか。
しかし、肛門科の先生というのは、
本を読んでいても、
何万人もの人のお尻を診るのでしょうけど、
私には到底できそうにないお仕事で、
大変なお仕事だなあと、
つくづく思いました。
敬服します。
また、著者の佐々木先生も、
(場合によっては薬をだされるのでしょうけど)
基本的にお薬で治す話ではなく、
東洋医学や呼吸法、生活習慣で
改善のお話をされているところに、
好感を持ちました。
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